相続の基礎知識記事一覧

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相続は、人の死亡により開始します。(民法882条)戦前の家督相続では、戸主の死亡の他、隠居、国籍喪失等により家督相続が開始することがありましたが、現行の相続開始原因は人の死亡のみです。死亡には、自然死亡の他、失踪宣告による死亡、認定死亡も含まれます。自然死亡通説では、心停止をもって死亡とします。自然死亡の場合の死亡時期は、戸籍に記録された年月日時分をもって確定します。死亡に関する戸籍の記録は、死亡...

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相続人の範囲と順位相続人には、血族相続人と配偶者相続人がいます。血族相続人は、相続順位が定められおり、この順序に従って相続人になります。配偶者相続人は常に相続人になります。【相続人と法定相続分】血族相続人(法定相続分)配偶者相続人(法定相続分)第一順位子又はその代襲相続人(2分の1)配偶者(2分の1)第二順位直系尊属(3分の1)配偶者(3分の2)第三順位兄弟姉妹又はその代襲相続人(4分の1)配偶者...

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相続人が数人いる場合、各相続人は相続財産に対して一定割合の持分を有します。この持分のことを相続分といいます。指定相続分と法定相続分被相続人は、遺言で共同相続人の相続分を指定し、又はその指定を第三者に委託することができます。(民法902条)この被相続人又は委託された第三者が指定した相続分を指定相続分といいます。この指定がない場合、相続分は民法が定める相続分によることになります。(民法900条、901...

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代襲相続とは代襲相続とは、相続開始以前に相続人となるべき子又は兄弟姉妹が死亡したとき、又は欠格事由に該当し、相続廃除によって、その相続権を失ったときに、その相続人の子が相続人に代わって被相続人を相続する制度のことです。(民法887条2項、889条2項)たとえば、被相続人Aには、子Bと子Cがおり、子Bには子D及び子Eがいたとします。(Aの配偶者は既に亡くなっているものとします)被相続人Aが死亡する以...

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民法では、相続人の相続権を剥奪する制度として相続欠格と相続人廃除が用意されています。相続欠格相続欠格とは、相続について不正な利益を得ようとして、不正な行為を行った又は行おうとした者の相続権を当然剥奪する制度です。(民法891条)相続人廃除相続人廃除とは、被相続人にとって相続させたくないような非行がある場合等に、被相続人の請求によって家庭裁判所の審判により推定相続人の相続権を剥奪する制度です。(民法...

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特別受益と寄与分各共同相続人の具体的な相続分を計算するにあたり、特別受益と寄与分の制度を設けることにより、相続における共同相続人間の実質的公平を図っています。このページでは、特別受益と寄与分の概要について説明しています。特別受益(民法903条)各共同相続人の具体的相続分を算定するには、特別受益と寄与分を考慮する必要があります。特別受益の持戻し制度、寄与分制度はいずれも、相続人間の実質的公平を図るた...

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相続が開始すると、被相続人に属した相続財産(遺産)は、相続人の知、不知にかかわらず、また望む、望まぬかにかかわらず、一応、相続分に応じて相続人に当然帰属することを建前とします。しかしながら、相続財産には、不動産や預貯金等の積極財産だけでなく借金等の消極財産も含まれますので、この建前を貫くと相続人にとって過大な負担となることもあります。また、積極財産であっても相続することを潔しとしない相続人もいるこ...

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相続が開始すると、被相続人に属した相続財産(遺産)は、相続人の知、不知にかかわらず、また望む、望まぬかにかかわらず、一応、相続分に応じて相続人に当然帰属することを建前とします。しかしながら、相続財産には、不動産や預貯金等の積極財産だけでなく借金等の消極財産も含まれますので、この建前を貫くと相続人にとって過大な負担となることもあります。また、積極財産であっても相続することを潔しとしない相続人もいるこ...

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相続放棄をするには、自己のために相続の開始があったことを知ったときから3ヶ月以内に家庭裁判所に相続放棄を申述を行わなければなりません。(民法915条、938条)「自己のために相続の開始があったことを知ったとき」について、最高裁は、次のような解釈を示しています。(最判昭和59年4月27日)熟慮期間(申述期間)の原則相続人において相続開始の原因となる事実(被相続人の死亡)及びこれにより自己が法律上相続...

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遺産分割前の預貯金払戻し制度の創設平成30年の民法の改正(平成30年法律第72号)により、葬儀費用、医療費、施設入所費用等の支払い、相続人の当面の生活費など、緊急性の高い費用の支弁のための資金需要に応えるために、遺産分割前であっても、相続人が単独で、預貯金債権の払い戻しを受けることを認める制度が創設されました。(令和1年7月1日より施行)遺産分割前の預貯金払戻し制度の創設理由従来、「被相続人名義の...

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相続が開始すると、一身専属権を除き、被相続人の財産は、その相続人が承継することになります。民法第896条 相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。ただし、被相続人の一身に専属したものは、この限りでない。では、その相続人が明らかでないときはどうなるのでしょうか?この場合、相続財産を承継すべき相続人を捜索する必要があります。捜索の結果、相続人が明らかになれば、その相...

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